事務所
本ブログは起業したばかりの方向けに、
税理士の選び方について分かりやすく解説しています!
「顧問税理士を探しているけど、今まで税理士と関わったことがない」
といった方の参考になれば幸いです(^^♪
前回のブログでは、事業を始めたばかりの方が税理士を探すにあたって、
まずは税理士に対して「何を重視するのか」を決めていただくことが大切とお伝えしました。
ただ、税理士がどのようなサービスを行っているのかがイメージできないと
何を重視すればよいかも判断が付かないと思います。
事業を始めたばかりの方が税理士に依頼されるサービスとして、
主に「税務顧問」「決算申告のみ」「スポット対応」があります。
そして多くの中小企業や個人事業主の方は税理士に対し、
「税務顧問」を依頼しています。
今回は、この3つのサービスのうち、
「税務顧問」について簡単にご説明したいと思います。
税務顧問とは?
すごくざっくり言うと、
税理士に次のような会計税務の基本業務を継続して依頼する、
いわゆるサブスクのようなものです。
・税務書類の作成(決算書を作るための会計ソフト入力、税務署等へ提出する書類など)
・税務相談(日頃の税金に関する悩み、税務リスクの説明など)
・納税予測、決算対策(節税や銀行評価を上げるための提案など)
・税務調査対応(申告された内容が正しいか、税務署が定期的に調査しに来ます)
そして、これらの業務を土台に、
高付加価値と言われているサービスも提供していたりします。
あげるときりがないですし、
具体的な業務内容の説明は割愛します。
お客様ごとに悩みや課題は違う
ここで重要なのは、サブスクのようなものですが、
お客様によって置かれた状況は当然異なるため、
提供するサービスやアドバイスも変わってくるという点です。
単なる税務書類の作成だけであれば一方的に提供することも可能ですが、
それならAIが教えてくれたり便利なクラウド会計ソフトが普及してきたこの時代、
わざわざ高いお金を毎月払ってまでお願いする意味はないですよね。
まずは今の悩みを聞かせてもらったり、
お客様自身が気付けていない課題もアドバイスさせてもらいます。
その悩みや課題を一緒に解決していくためには、
単発のサービスでは実現が難しいことが多く、
長期的なお付き合いをすることによって提供できるものがあり、
私自身はそれに顧問契約の価値があると感じています。
良き相談相手になることも
ご家族や従業員には相談できない、理解してもらえない内容も多く、
事業の状況を一番近くで見てくれていて理解のある人にいつでも相談できることは、
心の支えにもなるはずです。
表面的に見える正確な決算対応、
余計な税金を支払わせないなどはプロとして当たり前ですが、
税理士の根底には「お任せいただいたお客様に良くなってほしい」という気持ちがあります。
(もちろん限度はありますが)中小企業や個人事業主の方にとっては
ある意味「何でも屋」でもありますので、
その気持ちをかき立てるように、上手く付き合っていただくと良いと思います!
税金計算大好き&神経質という印象を持たれているかもしれませんが、
税理士も人間ですので、あなたのためにどんどん動いてくれるはずです(笑)
次回は顧問税理士がいた場合、
具体的にどのようなメリットがあるのかについて書いていきたいと思います。