事務所
本ブログは起業したばかりの方向けに、
税理士の選び方について分かりやすく解説しています!
「顧問税理士を探しているけど、今まで税理士と関わったことがない」
といった方の参考になれば幸いです(^^♪
起業したばかりの時は、ただでさえ本業で
やらなければいけないことがたくさんあって大変ですよね。
そして今後ありとあらゆる経営課題に直面します。
勤務時代と大きく異なることは、
会社のトップとしてその経営課題を解決するために自分で最終判断を下し、
その判断に対して責任を持たなければなりません。
でも人間誰しも悩んだり迷いが生じたりします。
そんな時いつも相談に乗ってくれて適切なアドバイスをしてくれたり、
時にはリードしてくれるような存在が近くにいたらとても心強いですよね。
中小企業の経営者にとって最も身近な存在は?
知り合いの経営者に聞くにしても当然限界があるし、
詳細は話したくないな・・・
それではいったい中小企業の経営者は、
誰に経営課題などについて相談しているのでしょうか。
中小企業庁が公表しているアンケート資料が参考になりますので見てみましょう。
出典:中小企業庁ウェブサイト
まず、日常的な経営に関する相談相手の有無については、
従業員規模が大きくなるほど、日常の相談相手がいる傾向にあることが分かりますね。
そして、おひとりで事業をされている方のうち約半数は日常の相談相手がいない
という結果になっています。
出典:中小企業庁ウェブサイト
続いて、日常の相談相手の属性としては、
規模を問わず「税理士・公認会計士」と回答された方が最も多いことが分かります。
特に数字の観点から会社の現状を把握しているはずですし、
これまで多くの中小企業に関与してきた経験に基づいて、
適切なアドバイスを受けられることが多いでしょう。
また、「同業種の経営者仲間(取引先除く)」と回答された方も多く、
本業のことについて情報交換する際には最も適した相談相手だと思います。
「経営陣、従業員」は内部の人間だからこそ経営者の次に会社のことが見れる方々なので、
経営者だけでは気づけないような細かい部分までフォローしてくれたりと、
会社の成長には欠かせない存在です。
出典:中小企業庁ウェブサイト
そして、日常の相談相手の有無別の経常利益の傾向としては、
日常の相談相手がいる方のほうが利益が増加傾向にあると回答した割合が高いことも分かります。
やはり信頼できる相談相手の意見も取り入れることが業績にも大きく影響するようですね。
税理士のサービス内容がイメージしにくい
そういえば以前の勤務先には税理士さんが月1回来てたし、
知り合いの経営者もみんな税理士さんに色々相談してるって言ってたかも!
税務手続きとか今までやったことないし、自分もお願いしてみようかな。
でもどうやって見つけたら良いのかよく分からない・・・
これまで税理士と何かしらの形で付き合ってこられた方なら話は別ですが、
サラリーマンの方であれば税理士と接している方のほうが圧倒的に少ないですから、
確定申告以外で何をやってくれるのかイメージが湧きにくいのも仕方ありません。
税理士の探し方としては、
基本的には誰かに紹介してもらうか、自分で探すかの二択です。
税理士は全国に8万人超いて、それぞれの事務所・税理士によって違った良さが必ずあります。
ただ、その事務所・税理士ごとによって違う良さがあなたに適しているかは別の話です。
信頼できる知り合いからのご紹介であれば、
良いサービスを提供してくれる税理士であることは間違いないとは思いますが、
その税理士があなたに適しているかどうかまでは、その知り合いの方も分かりませんよね。
また、ネットで検索し、
出てきた税理士事務所のホームページを何件か見ても、
今までお願いしたことがないから正直よく分からないな。。。
果たして自分はどこにお願いすれば良いんだろう・・・
と感じてしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
何を重視するのかが大切
会社とご自身の大切なお金について任せる相手なので、
じっくり考えていただきたいところではありますが、
日々の忙しい中で合間を縫って探すわけですし、期限のある手続きが多いため、
そんなに時間をかけてる暇もありません。
もちろん、「担当者との相性が良い」「経験豊富」「安い」「サービス内容が充実」など
すべて揃っているに越したことはありませんが、
理想の税理士を追い求めて、今後何度も税理士を変更されることはあまり好ましくありません。
そこで実際に税理士を紹介してもらったり、直接問い合わせる前に、
ご自身が税理士に対して「何を重視するのか」を決めていただくことをおすすめします。
次回から数回に分けて、具体的な顧問税理士を選ぶ基準について、
私なりに書いていきたいと思います。