税理士への不満・クレームについて考えてみる

先日、とある食事会で起業家の方々とご一緒したので、
税理士への印象や気になる点について、聞いてみました。

皆さん、何かしらの不満エピソードをお持ちで、
何でそんなことに・・、どっちがお客様??と耳を疑うようなこともありました(;’∀’)

じゃあ自分も気をつけなきゃ、で終わらせるのは勿体ないので、
自戒の念を込めて、よくある税理士への不満・クレームついて改めて考えてみました。

アドバイスがない・ズレている

これは税理士側だけの問題ではなく、
双方のコミュニケーション不足が大きな要因かなと思います。

税理士は数字を見れば何でもわかるように思われますが、そんなことないです。
内部で何が起きているのか、何が課題なのか、どんな事業にしていきたいのか、
当事者から話を聞かないとわかりません。

そもそも、どんなアドバイスを求めているか、
税理士側にちゃんと伝わっていたのかな?と思うようなケースも多々あります。

一方で、税理士が頼んでもないのに、経営アドバイスをしてきたという不満。
確かに相手が求めていなければ、
どんな高度なアドバイスも余計なお世話にしかなりませんよね。

税理士⇒お客様の話や要望をよく聞き理解しようとする姿勢
お客様⇒自分の状況・意図を積極的に伝えようという姿勢
の双方があれば、不満に繋がりにくくなるのではと思います。

お客様側も最初は遠慮があるかもしれませんが、
色々とお話をしてくださったほうが、税理士としては有難いというのが本音です。
自分ばかり話しちゃったかな・・というぐらいが、ちょうどいいです^^

対応が遅い・ミスが多い

これは100%、税理士側の責任です。
というか、税理士のビジネスモデル自体にも原因があって、
忙しくなりすぎて、余裕がなくなってしまうんでしょうね。

税理士の仕事はまだまだ俗人的なことが多いですし、
値段で勝負してしまうと、お客様の数をとにかく増やすしかありません。
人を雇ってもすぐキャパオーバーになるので、
延々と同じことが繰り返されているように感じます。

対応の早さや丁寧さは、サービスの満足度に直結しますし、
この仕事は考える時間を確保しておかないと、確実にミスが起きます。

私自身ひとりで仕事をしているので、
自分とお客様を守るためにも、次のようなことに気を付けています。
・むやみやたらに顧問先を増やさない(スポットで関与できる機会は増やす)
・ちゃんとお金をもらう
・ミスマッチが大きい方とは仕事をしない

意識低い系・殿様商売とご指摘頂くかもしれませんが、、
一応、自分なりには理由があるので、ご容赦ください(;^ω^)

不満があるなら、我慢しすぎないほうがいい

今の税理士に不満がある。でも付き合いもあるし、
新しく探すのも面倒で何だかんだ継続しています、
という方は案外多いみたいですね。

でも決して安くないお金を払って、
嫌な思いをし続ける必要があるのでしょうか?

個人的には恋愛と同じで、あまり我慢しすぎないほうがいいと思います。
長く付き合う(はずの)相手ですし。

まずはちゃんと伝えて、話し合いすらできない相手なら、さっさと離れちゃいましょう。
税理士は全国に8万人もいますからね。

タイトルとURLをコピーしました