この記事は、個人事業主の方向けの税務調査に関するQ&Aです。
難しい専門用語なし!毎回、1問1答形式なのでさくっと読めます。

今年も適当に確定申告してしまい、
税務署から連絡があるのではないかと不安です。
税務調査が入りやすい確定申告書・決算書の特徴はありますか?

いくつか特徴はあります。
今回は決算書についてお話しますね。
個人事業主の場合、主に次の流れで確定申告をします。
①領収書などをもとに、会計ソフト・Excel・手書きなどで帳簿を作る
➁青色申告決算書や収支内訳書を作る
③確定申告書を作る
確定申告の時点では、税務署に対して①は提出しませんよね。
また③には、売上と所得(=儲け)ぐらいしか載っていません。
つまり確定申告後~税務調査が入るまでの間、
その人の事業の中身がわかる唯一の情報源は、決算書のみです。
そのため、決算書の中身に違和感や異常値があれば、
税務調査の対象に選ばれる可能性が高くなります。
ではどんな決算書だと、税務調査が入りやすいのでしょうか?
売上がいつも1,000万ギリギリ(インボイス未登録の場合)
消費税を払いたくないので売上をごまかしていたり、
売上のカウント方法を間違えていたなど、
税務調査の結果、実は売上が1,000万超えていたというケースが多いため。
同業種と比較して利益が少ない
税務署は業種別に、この売上なら大体○%の利益が残るというデータを持っています。
同業種と比較して明らかに利益が少ないと、売上か経費をごまかしていると疑われます。
交際費・外注費・家族への給料が多い
プライベートや架空のものが混ざりやすい項目のため、➁とセットで見られます。
上記以外にも、事業内容によってチェック項目は変わります。
消耗品費が多い
その年に一括で経費にできないもの(=減価償却して数年間で経費にすべきもの)が、
混ざっていることが多いため。
福利厚生費がある(家族以外の従業員がいない場合)
自分や家族のための、プライベートな支払いを経費にしている可能性が高いため。
雑費が多い
雑費では内容が全くわからないため。
ラウンド数字ばかり
交際費150,000円、旅費交通費100,000円のように、
ラウンド数字ばかりだと、適当な数字で集計している可能性が高いため。
税務署は膨大な申告データを持っていますし、
調査官は日々たくさんの方の決算書を見ているので、
おかしなことをしていればすぐに気づかれます。
決算書には沢山の情報が詰まっていますので、
くれぐれも適当にやらないように注意してくださいね。