うっかり勘定科目ミス…税務調査でペナルティはあるのか【税務調査Q&A】

この記事は、個人事業主の方向けの税務調査に関するQ&Aです。
難しい専門用語なし!毎回、1問1答形式なのでさくっと読めます。

個人事業主さん
個人事業主さん

勘定科目を間違えて確定申告してしまいました。
もし税務調査があったら、ペナルティはありますか?

神澤
神澤

税金の計算に影響がないミスであれば、
ペナルティはありません。

ご自身で確定申告される場合、
・うっかり勘定科目を間違えてしまった
・そもそも正しい勘定科目に振り分けられているか自信がない
ということは多々あるかと思います。

ですが、正しく税金が計算されていれば、
勘定科目のミスは気にしなくて大丈夫です。

例えば、ガソリン代を払った場合、
「旅費交通費」ではなく「消耗品費」にしてしまった。

この場合、「経費」という同じグループ内での勘定科目ミスなので、
利益(=所得)は変わりませんよね。
であれば税金の計算に影響はありませんので、ペナルティも発生しません。

なおガソリン代の場合、「車両費」「ガソリン代」という他の勘定科目を使うこともありますが、
同じ「経費」のグループ内であれば、あまり気にしなくてOKです。

とはいえ、すべての経費を「旅費交通費」など、
特定の勘定科目だけにしてしまおう、というのはやめておきましょう。

適当に作った決算書というのはすぐにわかりますので、
他にミスがありそうだなと思われ、税務調査の対象になる可能性もあります。

自分はもちろん、人から見てわかりやすいように振り分けておきましょう。

ちなみに、勘定科目のグループには、
大きくわけて、「収入」「経費」「資産」「負債」の4つに分かれています。

同じグループ内であれば問題ありませんが、
違うグループの勘定科目ミスの場合、ペナルティがかかることがありますので、
こちらは次回のブログでご紹介しますね。

当事務所では個人事業主の方向けに、
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お困りの際はおひとりで悩まず、ぜひお問い合わせ下さい。

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