「医療費のお知らせ」を確定申告で使うときの注意点

確定申告も残り2週間ちょっとになりましたね。
既に確定申告を終えられた方も多いかと思いますが、
今回は、医療費控除の確定申告についてご案内します。

2017年分から、医療費控除の確定申告をする際、
領収書の提出が不要になりました。
その代わり、「医療費控除の明細書」を作成する必要があります。

領収書の数が少なければ明細書の作成はチャチャっとできますが・・
何十枚もあると、医療費控除諦めるかな・・(;’∀’)と思っちゃいますよね。

しかし、健康保険組合等から送られてくる「医療費のお知らせ」を使えば、
「医療費控除の明細書」に合計額を転記するだけ。

1に記載するだけでOKです!

領収書の保存も不要なので、面倒な領収書の集計作業が一切なくなります!
これはもう「医療費のお知らせ」を使わない手はないのでは(*‘ω‘ *)!!

と思いきや、、、この方法、落とし穴があるんです。

まず、「医療費のお知らせ」には、保険診療のものしか載っていません。
歯のインプラント治療や、一部の不妊治療のように、
医療費控除の対象になるけれど、保険のきかない自由診療がある場合は、
「医療費のお知らせ」だけでは足りないんですね。

次に、「医療費のお知らせ」には、
12月までの情報が記載されていないことが多いです。
発行時期や団体によっては、前年の情報が混ざっていることも。

期間がズレている場合、
そのまま合計額を転記してしまうと、ミスの原因になります。

結局のところ、自由診療の分や期間が足りない部分は、
領収書を元に「医療費の明細」を作成して、
不足分をカバーしないといけないんです。

「医療費のお知らせ」を利用する場合であっても、領収書は捨てずに全て集めておき、
面倒でも情報に不足がないか、照合することをおススメします( ..)φ

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