この記事は、個人事業主の方向けの税務調査に関するQ&Aです。
難しい専門用語なし！毎回、1問1答形式なのでさくっと読めます。
税務調査の連絡がありました。
自分で対応しようか迷っているのですが、正直不安です。
税理士に立ち会いを依頼すると、どんなメリットがありますか？
申告内容に少しでも不安があるならば、
税金・時間・心理的負担、全ての面でメリットがあると考えます。
税理士に税務調査の立ち会いを依頼するメリットは、
大きく分けて3つあります。
余計な税金の支払いを回避できる
調査官は専門用語を多く使いますし、
間違ったことを言うこともあります。
例えば、最も重いペナルティの重加算税。
意図的でないミスでも、それは重加算税の対象ですね、と平気で言われます。
この場合、根拠となる法律を知っている税理士でないと、
正しく反論することができず、余計な税金を支払うことになります。
また、税理士と調査前に入念な準備を行うことで、
ペナルティを軽減できる場合もあります。
時間が節約できる
個人事業主は、代わりの人に仕事をお願いできないことも多いため、
税務調査の対応に時間をとられると、本業がストップしてしまいます。
税理士に依頼すれば、
・申告内容の見直し
・問題になりそうな部分のピックアップ
・大まかな税額の試算
・修正申告書の作成
・税務署とのやりとり
にかかる時間を節約することができます。
また税理士がいると、調査官もスムーズに仕事を進めることができるため、
税務調査を早期に終了できる可能性が高くなります。
不安を減らすことができる
例えば、売上をごまかして申告していた場合、
ご家族や周りの方にも打ち明けられず全て一人で抱え込むと、
調査期間中、日常生活に支障がある程の不安に襲われます。
税理士に相談して頂ければ、事前に対策を打てることもありますし、
どれぐらいの税金がかかるのか、予めわかるだけでも大きく違います。
更に、調査当日は緊張される方がほとんどです。
慣れない状況で上手く受け答えをすることができなかったり、
調査官が言っていることがわからない場合であっても、
税理士が隣にいれば助け舟を出してもらえます。
立ち会い報酬はかかりますが、申告内容に不安があるなら、
ご自身を守るためにも、ぜひ税理士への依頼を考えてみてくださいね。
