税務調査でプライベートな通帳も見せる必要があるのか?【税務調査Q&A】

この記事は、個人事業主の方向けの税務調査に関するQ&Aです。
難しい専門用語なし!毎回、1問1答形式なのでさくっと読めます。

個人事業主さん
個人事業主さん

個人事業主の税務調査では、
プライベートな通帳も見せる必要があるのでしょうか?

神澤
神澤

事業用口座と明確に分かれていれば不要ですが、
ほとんどの場合、全ての通帳を見せることになります。


どんな事業内容であっても、通帳の入出金は必ず発生しますよね。

税務調査では「事業に関する」書類等は全て見せるルールになっているので、
調査当日に調査官から、通帳を見せて下さい・口座情報を教えて下さいと言われます。

この際、プライベートの通帳も含めて全て見せなければいけないのでしょうか?

本来であれば、「事業に関する」ものが対象になるため、
プライベートな通帳は見せる必要がありません。

ですが個人事業主の場合、
100%事業用口座とプライベート口座が分かれていることは稀です。

例えば、自宅仕事で使っている家賃や光熱費、
クレジットで決済した経費など、
プライベート口座から引き落としされていませんか?

この場合、明確に分かれているとは言えませんので、
結果、全ての通帳を見せることになります。

仮に明確に分かれていたとしても、
求められれば素直に見せたほうが良い場合もあります。
頑なに拒否し続けると、この人何か隠してる?と怪しまれるだけですので。

いきなり全ての通帳3年分を出して下さいと言われても、
普通はすぐに応じることができないと思います。

税務調査の連絡が入ったら、事前に全ての通帳を準備しておきましょう。

当事務所では個人事業主の方向けに、
税務調査のサポートや、スポットのご相談メニューをご用意しています。
ぜひお問い合わせ下さい。

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