この記事は、個人事業主の方向けの税務調査に関するQ&Aです。
難しい専門用語なし!毎回、1問1答形式なのでさくっと読めます。
売上や経費をごまかして申告していたところ、税務調査の連絡が来てしまいました。
調査でどのような対応をすれば良いのでしょうか?
ご自身でごまかしを認めているのであれば、調査当日までに修正申告をしましょう。
当日は調査官に事実を伝え、誠意ある態度を見せることが大切です。
単なる売上の計上漏れや、経費のつけ間違いであれば別ですが、
意図的にごまかすことは脱税行為です。
脱税行為があった場合、ごまかしていた税金以外に、
➀重加算税がかかる(ごまかしていた税額×35%)
②延滞税(本来の申告期限からカウントして、年8.7%~)がかかります。
ただし税務調査の連絡~調査当日までに、
ごまかしていた部分を直して自主的に修正申告を行った場合、
➀過少申告加算税がかかる(ごまかしていた税額×5%~10%)
②延滞税(上限1年、年2.4%~)となり、
重加算税がかからず、ペナルティが軽くなる可能性があります。
脱税したことに対し、反省や後悔の気持ちから誤りを正したいのであれば、
調査当日までに修正申告することをお勧めします。
(何年分の修正申告をすべきかはケースバイケースです)
事前に修正申告した場合、調査は修正申告した情報を元に行われます。
修正申告した経緯も詳しく聞かれますので、
事実を隠すことなく正直に調査官へ伝え、誠意ある態度で対応しましょう。
個人事業主の場合、所得税に連動して、
住民税・国民健康保険、場合によっては個人事業税・消費税も増えます。
その結果、納税額が何百万になることはザラですが、
怖いのは一括納付が原則ということです。
本当に苦しい状況に追い込まれますので、脱税は絶対にやめましょう。
ちなみに、調査の連絡が来る前に修正申告をすれば、延滞税のみで済みます。
脱税は本来やってはいけないことですが、今ならまだ打てる手もあります。
修正申告のお手伝いもしておりますので、
あの時ごまかすんじゃなかった・・と後悔されている方は、ぜひ早めにご相談下さい。