R5年度の税制改正大綱が発表されました

今年もあっという間に残り僅かとなりました。
今月はお客様の税務調査や、年末調整などもあったため、
とてつもないスピードで12月が過ぎ去っていきます(;’∀’)

そんな12月ですが、この時期は、増税やらNISAやらインボイスやら、
やたらと税金に関するニュースを目にすることが多いですよね。

実は税制って毎年、年度ごとに改正されているんです。
その改正に向け、政府が方針をまとめたものが「税制改正大綱」です。

毎年12月に発表される「税制改正大綱」をもとに、
法案の作成⇒国会での審議(2月)⇒法律の成立(3月)と進み、
4月から新しい税制が施行されることになります。

つまり、「税制改正大綱」に目を通すことで、
翌年度からどんな改正がありそうなのか、事前に知ることができるんです。

私もざっと目を通しましたが、
昨年に比べて、今年は影響の大きな改正が盛り沢山な印象を受けました(;^ω^)

なかでも、インボイス制度の改正は要注目です!

二年前の課税売上が1,000万以下だった免税事業者の方が、
インボイス登録することで課税事業者になった場合、
3年間は、預かった消費税の2割だけを納付すれば良いという内容です。

例えばサービス業で、売上550万、経費220万の場合だと・・

 原則 簡易課税 2割特例
預かった消費税50万50万50万
払った消費税20万20万20万
納める税額30万25万10万

2割特例を使うことで、納税額がぐっと少なくなりますね(*’ω’*)
この特例は、確定申告書への付記だけで足りるため、使い勝手もよさそうです。

一方で、原則・簡易課税・2割特例どれが有利かは、その方の業種等によります。
いやはや、どんどん制度が複雑になりますね・・((+_+))

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