この記事は、個人事業主の方向けの税務調査に関するQ&Aです。
難しい専門用語なし！毎回、1問1答形式なのでさくっと読めます。
個人事業主さん
反面調査って何ですか？
税務調査が入ったら、必ず行われるのでしょうか？
神澤
反面調査は、申告内容の事実確認ができないとき、
取引先等に対して行われる調査です。
必ず行われるものではありません。
税務調査が入った場合、
まず確認されるのは売上・外注費・給料です。
売上の計上漏れはないか？
誰に何の目的でお金を払っているか？
入出金の記録や書類は残っているか？
これらのことを調査で確認されたとき、
・架空取引や数字をごまかしている疑いがある
・証拠となる書類が不足している
・言えない、わからないの一点張りで調査に非協力的
だと、調査官は相手先に直接確認せざるをえなくなります。
事実確認ができずやむをえない事情があるとき、
取引先等に行われる調査が、反面調査です。
皆さん必ず行われるものではありませんが、
現金取引の場合は証拠が弱く、調査官も最初から疑ってかかることが多いため、
反面調査の確率は高くなるように思います。
反面調査は、取引先や従業員から信用を無くす・迷惑がかかることもありますので、
日頃からしっかり記録と書類を残し、
なるべく銀行振込に変える等、対策をしておきましょう。
